昨年度事業として「組合所共同事業債権管理について」をテーマとする
特定問題研究会を開催致しました。
厳しい経営環境の中、経営不振に陥った組合員が共同事業の事業利用費を未払いのまま経営破綻し、組合員からの未払金が回収不能となるケースは少なくありません。この金額が大きいと協同組合の経営基盤そのものを揺るがす可能性があります。
このような事態を引き起こさないため、組合における債権管理のあり方について研究会を通じて検討しました。
はじめに、県内対象組合に債権管理の実態把握を目的にアンケート調査を行ないました。集計結果及び出席委員からの意見から、共同事業の債権管理の現状と課題を明確化することができました。これらを基に、組合が、経営破綻を起こした組合員から受ける被害を最小限にするために出来ることについて検討を重ね、「組合の共同事業の債権管理に関するチェックシート」を作成しました。
研究会を通じて、組合が被害を最上限に抑えるためには、事前に「債権管理状況の情報を内部で共有し、喚起すること」が重要であると考えます。このチェックシートを活用して、組合の債権管理を見直すきっかけとしていただければ幸いです。
アンケート集計結果及びチェックシートは以下の通りです。
アンケートにご協力いただきました、本会会員組合の皆様誠に有り難うございました。
担当:企画情報部 045-633-5134